@からはじまる。
「ケンカして何日たちましたか?ふみさん」
コーヒーを片手に言う。
「1か月はたってないかな?」
「ちょうど1か月だよ!」
数えてやがった。こいつ。
「謝ってるもん。でも、廉がー。」
「弘崎くんのせいにしないの!!ふみが、line無視したのが、きっかけでしょ?」
弘崎 廉 私の彼氏です。ケンカ中の
「で、でも!既読スルーなんて、私にとっては何時ものことじゃん!」
私の既読スルーは、今に始まったことではない。
メールの時だって、見たけど返信しないなんてざらにあった。
「ふみー。確かにそうだけど。今回のケンカは、長い!!弘崎くんも何考えてるのか。ハー、面倒だわ、恋愛なんて」
ピロリーン
「ちぃちゃーん。れ、廉がー(泣)またー」
「毎回、弘崎くんのつぶやき見るなんて、ストーカー!!お前は!!」
バッシ。頭を叩かれた。
「彼女だもん。たぶん」
彼女なのかな?本当に。廉に愛されてるのかなー。自信がない。
「別れたら?自信がないなら」
コーヒーを飲みながら言うちぃちゃんは、大人に見える。
「別れようとは、言ってる。」
「て?弘崎くんは、何て?」
私だって、このままの状態が続かせるわけに行かないことぐらいわかるもん。
「『やだ。許さない。』だって。舎弟使って言ってくる。」