もう…我慢できない
ヨロヨロと歩いていく桃香ちゃん。
心がボロボロだって痛いくらい伝わってくる。
桃香ちゃん.....?
それで.....いいの?
あたしが言うのはオカシイけれど。
準斗は....
桃香ちゃんを追い掛けなかった。
「準斗?桃香ちゃん行っちゃったよ?」
準斗は俯いたまま
「俺...最低だな。捨てられて当然だな」
そんな悲しい顔しないで?
「あたしがいるよ?」
あたしは準斗を抱きしめた。