もう…我慢できない




次の日もあたしはミンナにジロジロ見られながら教室に入った。





「くるみ!おはよー」


「杏奈!おは...」


杏奈の隣にいる人に目がいって一瞬、固まってしまった。





「ハル...」



ハルがいた。




「ハ、ハル!久しぶり....だね...」






「じゃ、杏奈またな」




あたしと目も合わせず無視して立ち去ったハル。





そうだよね...こんな女とは関わりたくないよね...







「...くるみ!ハルは心配してるだけだよ。気にすんな!」



「うん...」






ハルとこのまま話せないままなのかな?




ずっと一緒にいたのに。



仲良しだったのに...





やだな...。





でも、もう



あたしなんかとは仲良くしたくないよね。



心配してくれたのに


あたしはハルの言葉を聞かないで好き勝手してるんだもんね...







ハルごめんね...
< 122 / 202 >

この作品をシェア

pagetop