もう…我慢できない
「うわっ...何これ!机の中にカッターの刃がいっぱいある」
カッターの刃の部分が机の中にあって、手を入れた時に切れたんだ。
言葉が出なかった。
「誰がこんな事...あぁーむかつく!何でこんなくだらない事してくんの。バッカみたい!くるみ、保健室いこ!大丈夫?」
とりあえずハンカチを両手に巻いて保健室に向かった。
もう少しで保健室という時
「おぃ、どうした?」
ハルが前から歩いてきた。
「ハル...」
「おぃ、それどうした!?」
あたしの手を指差してきた。
見られちゃった...。
あたしの代わりに杏奈が答えてくれた。
「机の中にカッターの刃が入ってたの。手当するからマタあとでね。早く行こ、くるみ」
「う、うん」
杏奈に引っ張られて保健室に入った。
ハル、黙ってたままだったなぁ。バカじゃんって思ったかもなぁ。
手当てをして貰ったあと、保健の先生に言われて一時間ベッドで休む事にした。
「じゃアトで迎えくるから」
「杏奈ほんとごめ「はい、ストップ!パフェ奢りでチャラね!」
そう言って笑顔で保健室を出て行った杏奈。
杏奈に助けて貰ってばっかで情けないあたし.....
そしていつのまにか眠ってしまった――――…