もう…我慢できない
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「あたしなんかを心配してくれるの?」
「うん。....いっぱい嫌な事されたでしょ?しかも、こんな事件まで起きて。辛かった...でしょ?でも、それでもちゃんと準斗の傍にいるから...本気なんだって伝わった。やっぱり桃香はくるみちゃんを嫌いにはなれないから....って、ごめんね。なんかいい子ぶってるみたいだね、あたし。大丈夫ならいいんだ!くるみちゃんなら誰にも負けないよ!」
力なく微笑んで去っていった。
桃香ちゃん。
アナタはどこまで優しいの?
桃香ちゃんは素敵だね。
愛する人の幸せを何より考えてるんだよね。
だから自ら離れた。
大好きな人をこれ以上悩ませないように。
桃香ちゃん....
やっぱり、あたしはアナタには勝てません。
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