もう…我慢できない




あたしは走った。




「こらぁー、廊下走るなぁ!」










「準斗ー!」




「お、くるみ。走って大丈夫か?」



「うん!もう元気だよ。あのね、話があるの。ちょっと来て」





準斗の腕を引っ張って歩いた。




「どうしたんだよ?どこ行くの?」










準斗を連れて資料室に来た。
前、ハルから怒られた時の資料室。



あの時のまま、椅子が2つ向かい合わせで並んでた。






そこに座った。



「準斗も座って?早く」



「ん?分かった」






準斗、あたしは決めたよ。
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