もう…我慢できない
「あー...でも、ほんっっと心配したなぁ...」
杏奈がメロンパンを頬張りながら言った。
今は昼休み。
杏奈とハルと三人でご飯中。
「ごめんねぇ。ほんっとに。もう大丈夫になったから!」
笑顔で唐揚げをフォークに刺しながら言った。
「ほんとかー?」
その横からハルが口をモグモグしながら疑り深い目で言ってきた。
「ホントだよぉ!」
あたしはハルのホッペを思いっきり、つねってやった。
「いてててっ!!いてぇっつの!くるみマジだからムカつくぅー」
「ハルのバーカ」
「バカって言った方がバカですけどぉー」
気がついたらいつものハルに戻ってた。
お馬鹿ハル。
あの、かっこいいハルは何処へ?って感じ。
まぁ、この方が気が楽だけど...
やっぱチョット期待しちゃったりして...