もう…我慢できない
鈍感にもほどがある。
ハルはどんな時もあたしを守ってくれてたのに。
そして、準斗と、あんな関係になってしまった時、叱ってくれた。
あたしが辛い思いをする事を分かってて、止めてくれた。
でも、あたしはハルの言葉を無視した。
ハルが隣にいなくなった。
違和感があった。
悲しかった。
でも、ハルは最後には味方になってくれた。
優しかった。
まるで、こうなる事が分かっていたかのように、あたしを慰めてくれた。
頭を撫でてくれたハルの手が大きかった。あったかかった。
苦しみが消えていくようだった。