もう…我慢できない
ハル.....
あたし、素直になるね。
杏奈が言ったように、後悔したくないから。
「あたしね、ハルが好きなの」
ハルの目を見て、ちゃんと言った。
ハルは、固まって動かなくなった。
「ハル?聞いてる?」
その時、
ふわっと、あたしの体が浮いた。
「きゃっ、うゎっ!わぁぁーーーっ!!」
ハルが、あたしを抱き上げてグルグルと回り始めた。
「やったぁぁー!!!くるみー!!!好きだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「ちょっ、ハルぅ?」
ハルの顔を見ると、
笑ってた。
今まで見た事ないくらい、眩しい笑顔。