もう…我慢できない



「あー楽しかったね♪」




ハルは上機嫌。凄い楽しかったみたい。





杏奈も楽しそうにしてたけど、なんか変なんだよね。



時々、思い詰めた表情になってた気がする。




考え過ぎかな?




まぁ、今は笑ってるしいっか。









その時、







〜〜♪♪






誰かの携帯の着うたが鳴った。





「あ、俺だ」





準斗が携帯を開いた。




画面を確認した準斗は
「わりぃっ。ちょっと電話でるわ」
そう言って少し離れて歩きながら話してる。










あたしは分かった。





相手は桃香ちゃんだ。









なによ....





今日くらい準斗を独占させてよ。



アナタはいつも一緒にいれるからいいじゃん...





ムカつく....
やだ....
やだ。










「くるみー?」







杏奈の声で我に返った。




あたし、何考えてた?



酷い事考えてたよね?



桃香ちゃんは準斗の彼女だから電話くらい来て当然なのに。




やばい...





あたし性格わるっ。
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