もう…我慢できない
「おぃ?どした?」
電話を終えた準斗が戻ってきた。
「くるみ...?」
準斗の声を聞くと更に涙が溢れた。
「うっ...ふぇっ..ひっく」
もう止まらない。
涙が止まらないよう...
「くるみっ!どうしたのよぅ...」
杏奈も泣きそうになってた。
その時
「ちょぃいい?杏奈」
「えっ?」
杏奈とハルはポカンとその光景を見ていた。
あたしの体はフワリと浮いた。
「.....!!??」
あたしは準斗に抱き抱えられた。
「は...や...と?」
「黙ってろ。ここじゃ目立つだろ。どっか座れる所いこう」
準斗はそう言ってあたしを近くの公園に連れて行った。