もう…我慢できない
長い沈黙が続いた。
「あのさぁ.....」
準斗が俯いたまま言った。
「お前ホントほっとけねぇよな...」
「えっ?...」
準斗はガシガシと両手で髪をグシャグシャにしながら溜め息をついた。
「くるみってさ、いつも明るいけど誰も見てないとこでは寂しそうな顔するんだよなぁ。...ってずっと思ってた」
そんな事思ってたんだ....
バレてたんだ。知らなかった。
でも.....
って事は...
あたしをズット見てくれてたって事?
なんてね。
自惚れもいいとこだ。
そんなわけが無い。