もう…我慢できない
変化
「でっ!?」
「すんません...」
あたしは今、杏奈に説教受けてます。
「突然泣いて!心配したんだから!それはいいけどその後!!なぁーんも連絡無いから心配したんだからね!電話も出ないしメールも返事なし!」
そう...あたしはあの後、準斗とゲーセン行ったりご飯食べたり2人で何も無かったかのように楽しんだんだ。
そして家についたら睡魔が襲ってきて....
気づいたら朝。
携帯を開いて杏奈からの着信の数に驚いた。
学校に着いて速攻、杏奈に怒られた。
そんぐらい心配してくれてたんだよね。
「ごめんね...杏奈」
あたしはもう一度謝った。
腕組みをしてあたしを睨んでる杏奈はハァッと溜め息をついて
「何も無かったんならいいけどさ。泣いた理由はだいたい分かるし。桃香ちゃんからの電話って分かったから悔しくなったんでしょ?今はあたしと居るのにぃって」
さすが杏奈。何でもお見通しなのね。
あたしは小さく頷いた。
「でもさぁ...そんなんで泣いてたらこの先どうする?このまま友達として接する事できる?」
「....わかんない。でも、準斗を困らせたくないから頑張るよ」
「あたしは...くるみがボロボロになるんじゃないかって心配なの。あんたもう最近自分をコントロール出来なくなってるでしょ?」
確かにそうだ。
前までは直ぐ立ち直ってた事までクヨクヨ悩むようになった。
そして最後には泣いてる。最近泣いてばっかだ。