もう…我慢できない
「おっ!みんなお揃いで!おはよぉ♪」
この声は....
「準斗!おはよぉじゃねぇよお前!連絡ねぇから昨日心配したじゃんよ」
「あっ...悪ぃ!!寝てたわ。えへっ♪」
準斗が可愛くとぼけてる。
か、...可愛い...
ってそぉじゃないね..。
杏奈の方をチラッと見ると
まだ眉間に皺が寄ってるぅ.....
「お前彼女がいる分際でくるみに手ぇ出したんじゃねぇだろうなぁ?いくら準斗でもそれだけは許せねぇぞぉ」
ハルが準斗の胸ぐらを掴んでる...
冗談だって分かってるけどね。
「ちょっ...お前待てって!手ぇ出すわけねぇだろぉ。離せよ馬鹿ハル!」
「んだとぉ!?バカって言う方がバカじゃ!!」
なんか変な方向に話がいってますけど?
まぁいいや...
昨日大泣きした事を思い出すと恥ずかしくてたまんない。
最後は仲良く元に戻ったけど....
学校では準斗と桃香ちゃんの仲良い姿を見ると....
また泣いてしまうかもしれない。
はぁっ...
溜め息をついて再び俯くあたし。
杏奈は何も言わなくなった。