もう…我慢できない




「ハル...?」




あたしはハルに言われた渡り廊下に来た。





めったに人が通らない渡り廊下。




既にハルは来ていた。




あたしに気付いたハルは


「よっ」って笑って片手を挙げた。



あたしはハルの横に座る。





「あのさぁ...」




ハルの声に元気が無い。



「ハルどうしたの?」



「うん....くるみってさぁ....」











「準斗の事好きだろ?」











「えっ?」










「その反応.....分かりやすっ!!」






「わ、分かりやすい!?」



あたしは明らかに焦ってた。


だって、いきなりそんな質問されたら焦るっしょ!?




「やっぱりそうかぁ...」


ハルは空を見上げながら目を細めてる。




「なんで分かったの?」



あたしは多分真っ赤になったであろう顔を両手で覆いながら聞いた。







「見てたら分かる」



ほぇっ?



「いつも一瞬にいるからな。俺は。近くでいつも見てたらいくら俺でも気付くっつぅの」


そういう事か....。
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