もう…我慢できない
手を握られたまま
屋上に連れて行かれた。
ガチャッ―。
ドアを開けると強い風が吹いてきた。
強い光が射し込んでる。
眩しさに思わず目をつむった。
ズカズカと歩いていく準斗。
手を繋いだままだからあたしも引っ張られるように歩き出す。
真ん中くらいに着くとドカッとその場に座り込んだ。
あたしも横に座る。
気になるのは.....
ずっと繋がれたままの手。
「準斗....手...」
準斗は黙ったまま。
「準斗....?」
再び声をかけてみた。
「離さねぇよ...」