もう…我慢できない
とまらない



次の日――――




教室に入ると準斗の姿があった。




「おはよっ」


あたしは普通に挨拶した。



「おっ!くるみ。おはよ!」




よかったぁ...


普通だ。





安心感で力が抜けてストンと椅子に座った。




「よかったぁ...」



あたしの漏らした言葉に準斗は反応した。



「ん?何が?」



「いや....準斗...もう口聞いてくれないかと思ったから」



「......んなわけねぇじゃん。俺からした事なのに」




ポリポリと鼻の頭をかきながらあたしをチラッと見た。





やばい、泣きそう...



最近あたし泣き虫だ。




涙が出そうなのを堪えて準斗をチラッと見た。




「だから...そのウルウルの目やばぃっつぅの...」

「えっ?なに?」



「なんでもねぇ。あのさ...今日の夜ヒマ?」






今日の夜!?




「えっ..暇だけど?」




「出てこれるか?ちょっと話したいからさ」



「う...うん」



「じゃマタ夜電話するな」



えーーーー!!??
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