もう…我慢できない
「とりあえず歩くか」
「うん」
2人並んで歩いた。
手を繋いで。
「どこ行くの...?」
「決めてねぇ...」
「えっ?....ぷっ。あはははっ」
「あー笑ったなぁ」
幸せだなぁ。
準斗...。
アナタはあたしに幸せをいっぱいくれるんだね。
一緒にいれるだけで幸せだよ。
例え人のものでも...
わずかな時間だけでもあたしを見てくれるのなら....
でも、
やっぱり準斗はあたしを苦しめるんだね。
この時は分かってなかったけど―――...