もう…我慢できない
「自分だけを見てなくてもいいのかよ!?別の人を愛してる奴でもいいのかよ!?人のもんでもいいのかよ!?」
ハルも負けず怒鳴ってきた。
「なに...よぉ...!!それでもいいんだよ!いつか...いつかって希望もっちゃイケないの?こんなに好きなのに、あたしは幸せを夢見ちゃイケないの?」
涙でグシャグシャな顔で必死に声を出した。
その時
ハルが悲しそうな顔をした。
「くるみ....お前そんなんじゃ幸せになれねぇよ?他に幸せ見つける事は出来ないのかよ?」
ハルの言葉にあたしは何も言えず、この場から逃げるしか出来なかった。
立ち上がってドアを勢いよく開け飛び出した。
「くるみ!!!」
ハルの声を無視して走り出した。