未来からの贈り物
第1章『手紙』
ここに一通の手紙がある。
なぜこの手紙がこの部屋にあるのかは分からない。
今朝目を覚ましたら、枕元に置いてあったのである。
一体どの辺が分からないのかと言うと、僕は一人暮らしなのだ。
悲しい事に家に来てくれるような彼女は居ない。
つまり僕以外の人間がこの部屋に入るなんて泥棒しか考えられないのである。
けれども泥棒が手紙を置いていくなんて考えられない。
しかも何かを盗まれた形跡なんてないのだ。
いくら考えても、他に何も思いつかない僕は、怪しいと思いながらもその手紙を手に取った。
可愛らしいピンクの封筒には
『瀬戸 勇志様』
と、僕の名前。
郵便番号や住所は何も書いていない。
そして中には二つ折にした1枚の便箋。
ひらいてみると、便箋の真ん中にたった2行だけこう書いてあった。
"この先あなたが出逢う人を好きにならないでください。
その人はきっとあなたを不幸にします"
手紙を読んで僕は更に分からなくなった。
間違いなく僕宛ての手紙である。
内容は『これから出逢う人を好きになるな』
『不幸になる』
こんな予言じみた内容を誰が信じるというのだろうか?
なぜこの手紙がこの部屋にあるのかは分からない。
今朝目を覚ましたら、枕元に置いてあったのである。
一体どの辺が分からないのかと言うと、僕は一人暮らしなのだ。
悲しい事に家に来てくれるような彼女は居ない。
つまり僕以外の人間がこの部屋に入るなんて泥棒しか考えられないのである。
けれども泥棒が手紙を置いていくなんて考えられない。
しかも何かを盗まれた形跡なんてないのだ。
いくら考えても、他に何も思いつかない僕は、怪しいと思いながらもその手紙を手に取った。
可愛らしいピンクの封筒には
『瀬戸 勇志様』
と、僕の名前。
郵便番号や住所は何も書いていない。
そして中には二つ折にした1枚の便箋。
ひらいてみると、便箋の真ん中にたった2行だけこう書いてあった。
"この先あなたが出逢う人を好きにならないでください。
その人はきっとあなたを不幸にします"
手紙を読んで僕は更に分からなくなった。
間違いなく僕宛ての手紙である。
内容は『これから出逢う人を好きになるな』
『不幸になる』
こんな予言じみた内容を誰が信じるというのだろうか?