未来からの贈り物
どういう訳かこういった集まりは得意ではない。


気がつくといつの間にか端の方に追いやられてしまう。


いつもなら一人浮いてしまうのだが、今回は苦にならない。


「私、こういった集まり…苦手なんです。」


小声で呟いて、終始隅に座っている僕の隣に志穂さんは居た。


周りから見たらかなり良い雰囲気だったのであろう。


一馬達がチラチラとこっちを見ながらニヤニヤ笑っている。


そんな状況に僕も志穂さんも照れ笑いを浮かべながらも、最後まで話が止まる事はなかったのであった。



まぁ、若干…


いや、かなりうるさすぎるBGMではあったが…


そんな事を全く気にすることなく、苦手なカラオケも十分に楽しんだ1日になった。


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