未来からの贈り物
第6章『新しい生活』
結婚式、ハネムーンと慌ただしく毎日が過ぎ、ようやく新居に辿り着いた。
明らかに豪邸ではないが温かい我が家だ。
結婚してからというもの、仕事が終わると同僚の誘いも蹴ってまっすぐ帰宅。
今までした事のない食事の手伝い。新しい発見。二人で過ごす、大変だがとても幸せな毎日。
1日1日があっという間に過ぎていき‥
3ヶ月が経った。
そしてそんなある日。
朝起きると枕元にまた手紙が届いていた。
心のどこかでひっかかっていたものの、忘れようとしていた矢先の事であった。
"今日は絶対に家に帰らないで。
あなたは今日
奥さんに殺されるから…"
とんでもない内容だ。
妻に見つからないよう、素早くクローゼットの中のスーツのポケットに押し込んだ。
何事もなかったかのように、先に起きて朝ご飯の用意をしている妻のもとへ行くと、彼女はいつものように振り返り「おはよう」と微笑んでくれる。
僕もいつもと変わらない様子で挨拶を交わす。
が、今まで不気味に当たり続けている手紙の内容が内容なだけに、僕は彼女の目を見れないまま時間が経ち、家を出た。
明らかに豪邸ではないが温かい我が家だ。
結婚してからというもの、仕事が終わると同僚の誘いも蹴ってまっすぐ帰宅。
今までした事のない食事の手伝い。新しい発見。二人で過ごす、大変だがとても幸せな毎日。
1日1日があっという間に過ぎていき‥
3ヶ月が経った。
そしてそんなある日。
朝起きると枕元にまた手紙が届いていた。
心のどこかでひっかかっていたものの、忘れようとしていた矢先の事であった。
"今日は絶対に家に帰らないで。
あなたは今日
奥さんに殺されるから…"
とんでもない内容だ。
妻に見つからないよう、素早くクローゼットの中のスーツのポケットに押し込んだ。
何事もなかったかのように、先に起きて朝ご飯の用意をしている妻のもとへ行くと、彼女はいつものように振り返り「おはよう」と微笑んでくれる。
僕もいつもと変わらない様子で挨拶を交わす。
が、今まで不気味に当たり続けている手紙の内容が内容なだけに、僕は彼女の目を見れないまま時間が経ち、家を出た。