未来からの贈り物
なぜ僕は急いでいるのか、自分でも分からない。
それでも足早に家に向かっている自分がいた。
家に着いた頃には息が少しあがっている。
少し呼吸を整え、ドアノブに手をかけた。
扉を開け中に入るとカレーの匂いが家中を漂っていた。
扉が閉まる音で気づいたのか、スリッパが床をこする音がだんだんと近づいてくる。
妻がひょっこり部屋から顔を覗かせ
「おかえりなさい♪」
エプロンで手を拭きながら玄関先までやってきて、僕のカバンを持ってくれる。
いつもとなんら変わりのない、幸せな家庭がそこにあった。
それでも足早に家に向かっている自分がいた。
家に着いた頃には息が少しあがっている。
少し呼吸を整え、ドアノブに手をかけた。
扉を開け中に入るとカレーの匂いが家中を漂っていた。
扉が閉まる音で気づいたのか、スリッパが床をこする音がだんだんと近づいてくる。
妻がひょっこり部屋から顔を覗かせ
「おかえりなさい♪」
エプロンで手を拭きながら玄関先までやってきて、僕のカバンを持ってくれる。
いつもとなんら変わりのない、幸せな家庭がそこにあった。