未来からの贈り物
昨日の出来事を順を追って思い出している僕は、いつもそんな事をしているのか~。と、一人で思い出し笑いならぬ、思い出し苦笑いをしてしまった。


…そんな事より、風呂から上がった僕は、布団に入り眠りにつくまでの間、テレビを見る。

これも日課みたいなものだ。


…その時…手紙は…??


いや、やはり無かった。

僕はテレビを見る時、マクラを横にどけ、大きいクッションに入れ替える。

そして寝る時に、またマクラに替えるのだ。

手紙があった所は

…マクラの下。

少しだけ挟んで落ちない様に…

つまり間違いなく、僕が寝ている間の出来事だという事になる。

…さっぱり訳が分からない。

僕は手紙から目を離し、ふと時計に目をやった。


「7時か…」


そう、7時である。

つまり…大遅刻なのだ。

手に持った手紙をテーブルに投げ、慌てて僕は部屋を飛び出た。


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