未来からの贈り物
第8章『入院』
お互い始めての経験でみんなこんなものだと思っていたが、どうやら少し元気過ぎるみたいである。
お腹の中の赤ちゃんは7ヶ月目ですでに『産まれる』体制になっていると診断された。
本当に早く出たがっているようであった。
けれど産まれるにはまだ早すぎるので、妻は急遽切迫早産で入院する事になったのである。
そして僕も病院から会社へ通う生活へと変わった。
仕事を終え、まっすぐ病院へ向かう。
病室の扉を開けると眠っている妻がいる。
妻の横には点滴。
元々血管が太くない妻の腕は注射しにくいらしい。
毎日続く点滴に耐える妻の腕は数カ所青く、跡が残っている。
点滴の針が刺さっている部分が痛々しく‥。
お腹の中の赤ちゃんは7ヶ月目ですでに『産まれる』体制になっていると診断された。
本当に早く出たがっているようであった。
けれど産まれるにはまだ早すぎるので、妻は急遽切迫早産で入院する事になったのである。
そして僕も病院から会社へ通う生活へと変わった。
仕事を終え、まっすぐ病院へ向かう。
病室の扉を開けると眠っている妻がいる。
妻の横には点滴。
元々血管が太くない妻の腕は注射しにくいらしい。
毎日続く点滴に耐える妻の腕は数カ所青く、跡が残っている。
点滴の針が刺さっている部分が痛々しく‥。