【完】┼S o u r S w e e t┼



すると亮佑さんは少し目を見開いて、それから優しく笑って


頬に触れるあたしの手を掴み引っ張ると、強く抱きしめた。





「もう、過去のことだし気にしてないよ」


「…うん…」


「それに今は、奈緒がいるしね」


「…うん」


「これからも、傍にいてくれるでしょ?」





思わず笑みが零れて、亮佑さんに強く抱き着く。






「…傍にいさせて」


「当たり前」






そしてあたしたちは、熱いキスを交わした。



< 106 / 114 >

この作品をシェア

pagetop