【完】┼S o u r S w e e t┼
「こども」
煙を吹かしながら笑う亮佑さんに一瞬ドキッとする。
「大人です」
「はいはい」
ほんとにこども扱いされてる。
でも確かに、亮佑さんは大人っぽい。
煙草のせいかな…。
「亮佑さん、いくつですか?」
「いくつに見える?」
「…やっぱりいいです」
すると、亮佑さんは小さく笑い、続けた。
「26だよ」
「…そうなんですか」
「感想とかないの?」
「特に、ないです」
三つ上かぁ。
そう思っていると、さっきと同様に笑っている亮佑さん。
「奈緒、おもしろいね」