【完】┼S o u r S w e e t┼
「昨日からため息ついてばっかだったろ。肌に悪いぞ〜」
「誰のせいだと思ってるんですか」
「俺のせい?」
そう言って顔を近付けてきた亮佑さん。
――近っ…。
「そ、そうです。ていうか、ため息は肌には関係ないですよ」
「はいはい」
この余裕そうな態度がムカつく。
三つ年上なだけじゃない…。
「…はぁ…」
「またため息、ダメだって」
「だったらつかせないでくださいよ」
毎回誰のせいでため息ついてると思ってるんだか。