【完】┼S o u r S w e e t┼
「奈緒ちゃん、隆哉、今日飲み行かない?」
仕事も終わり片付けを進めているときに、声をかけてきたのは伽奈先輩だった。
「お!伽奈先輩ナイスすぎ!」
「あたしたちも、行こうって話してたんですよ」
「え、じゃあ私はお邪魔ね!」
「何言ってるんですか〜」
伽奈先輩は、やたらとあたしたちをくっつけたがる。
伽奈先輩曰く、あたしたちはお気に入りらしくて、どうしてもくっつけたいんだとか。
気に入られてるのはすごく嬉しいけど、くっつけたいっていうのは叶えてあげられない。