【完】┼S o u r S w e e t┼
潤の彼女が戻ってきたのは、今の生活にも慣れた頃。
突然だったけど、出ていかないといけないかなと思った。
もちろん、奈緒を諦めるつもりはなかったから、意地でも出ていかないなんてことはしなかった。
すると部屋で準備を進める俺の元に、奈緒がやってきた。
バカだ、今まで来たことないくせに。
言いにくそうにしながらも、俺の体の心配をする奈緒に、無理矢理キスをした。
気持ちをぶつけたつもりだったけど、奈緒を泣かせちまったんだ。
そして最後は、気まずいまま家を出ることになってしまった。