【完】┼S o u r S w e e t┼



「…う、腕組む必要は、なくないですか?」



恥ずかしくて素直に嫉妬してたとは言えなかった。




「あれは、あいつら結局うまくいったみたいで、ありがとうございましたって飛びついてきたんだよ」




そう言って笑う亮佑さん。


そして一人、また恥ずかしくなるあたし。






「それ見て嫉妬したってことは、振り払ったのは見てないんだ」


「…え?」


「俺、スキンシップは奈緒だけに許可してるから」





笑って言う亮佑さん。



そんな、あたしが喜ぶってわかって言ってるのかな…?



< 86 / 114 >

この作品をシェア

pagetop