届かぬ想い
私は矢吹叶多。極々普通の女の子。
晴れてJKになりました!

「じゃあ真唆斗が見てきてよ。私たちのクラスもついでにさ。」
「なんで俺が」
「いーじゃんそのくらいっ」
「朝からキャンキャンうるさ…」
私は知ってる。
こんなこといいながらちゃんと
頼みを聞いてくれる優しいヤツだって。
「どれどれ…。あー、結城と叶多と俺同じじゃん。3組だよ」
「まじ?」
「嘘言ってどーすんだよ…」
茅枝と同じクラスっ?
真唆斗も一緒なのがあれだけど、
まぁいいか。
「だって茅枝。いこっ!」
「あ、うん」
「お礼なしかよ。まぁいいけど」
そんなことをいいながら私は駆け出した。
新しいなにかがはじまるきがした。
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