アタシはゴミ収集車に恋をする
 今日の授業は、大きな教室で。300人くらいはいるかしらん?
 結局、1時間目には間に合わなくて、2時間目から出席です。




 テキトーに空席を探して座っておいた。


ちょっとショウさんにメールしよっと♪

“1時間目、結局さぼっちゃいました(^^;;; でも、2時間目はすっごいつまらない授業で…
 ”




「よっす! おはよ☆ ゆな、何にやにやしながらメール打っとんねん。」


 はるきだ。心なしか声がふるえている。
 そりゃ、そうだ。つい先日、告白した相手と話しているんだもん。



 それがアタシ、なんて自覚は一切ありませんが…。



「隣座ってもええ?」

 はるきが少し勇気をふりしぼったように聞いてきた。


「ええよ。」

 はるきの関西弁につられて、関西弁がでた。



「なあなあ、ゆな。今日、お昼ご飯一緒に食べへん?」


 また勇気をふりしぼったようにはるきが聞いてきた。


「ええよ。今日は暇だもん。」


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