初めましてなんかじゃない
真人から聞いた私の過去とは、衝撃的な過去だった
整理して考えようとしても、うまく、まとまらない
ただ、一つだけ嬉しいと言えることがあった
私と真人は付き合っている、と言う事だった
私の記憶の中で会って、2日しか経っていないのに、私は真人の事を好きになっていた
「そういえば、私の家族は?」
すると真人は明らかにギクリ、と肩を揺らした
「お前の家族は、・・・もう、亡くなっている」
え・・・?
ナクナッテイル??
なくなっている??
亡くなっている??
あ、死んじゃったって事か
思い出せもしない家族は、もう死んでいた
悲しいはずなのに、辛いはずなのに、何も出てこなかった
記憶がないって、こんなにも、もどかしいものなのか
自分の感情が分からないって、こんなにも辛い事なのか
この時私は、改めてそう、思った
整理して考えようとしても、うまく、まとまらない
ただ、一つだけ嬉しいと言えることがあった
私と真人は付き合っている、と言う事だった
私の記憶の中で会って、2日しか経っていないのに、私は真人の事を好きになっていた
「そういえば、私の家族は?」
すると真人は明らかにギクリ、と肩を揺らした
「お前の家族は、・・・もう、亡くなっている」
え・・・?
ナクナッテイル??
なくなっている??
亡くなっている??
あ、死んじゃったって事か
思い出せもしない家族は、もう死んでいた
悲しいはずなのに、辛いはずなのに、何も出てこなかった
記憶がないって、こんなにも、もどかしいものなのか
自分の感情が分からないって、こんなにも辛い事なのか
この時私は、改めてそう、思った