初めましてなんかじゃない
それからほどなくして、学校には無事到着

昇降口で真人とも会いみんなそれぞれのクラスに入っていく

と言っても、女子三人は同じクラスで、違うのは真人一人でけだった

ガラッ

桜、奈々、私の順で入っていく

ざわついていた、教室が一瞬静まりかえった様な気がした、が一気に私たち、正確には私に声をかけだした

大丈夫?

傷は治ったの?

学校来れてよかったね!

等、いかにも、心配しているように私の身を按じた

しかし、私にとってその行動も奇妙でしか思えないかった

機械的に動かされているような

大根芝居をしているようにしか見えなかった

気持ち悪い、とまで思った

もし、本当に心配して声をかけてくれた人が中にいたとしたら、心から詫びたいと思った
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