HONEYTRAP(番外編)~お見合い結婚のススメ~
「できれば…キスとHは毎日したい」


浅見さんは少し艶のある低い声で言った。

その彼の願望を叶えられるかは処女の私にはYESとは言えなかった。


「!!?あ…それは…ちょっと…直ぐに即答は出来ません…」


「…冗談だ…」


浅見さんは切れ長の瞳の目尻を下げて軽く笑う。

本当に彼の笑顔をiPhoneの待ち受け画面にしたい。


「あの…撮らせてもらってもいいですか?」


「んっ?」



「浅見さんの笑顔を…私のiPhoneの待ち受けにしたいと言うか…」



「ダメだよ・・・そんなコトしようと企むなら結婚はしない…」


「それはヤです…結婚してください!!」



< 38 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop