HONEYTRAP(番外編)~お見合い結婚のススメ~
キスの経験が初めての私は瞳を閉じて、全権を芳也さんに委ねる。


芳也さんは小刻みに唇を離して角度の違うキスを落とす。


そして、私の脳内がキスに酔ったのを見計らい、口内に舌を侵入させてもっと官能的なキスを強引にかわして来た。


長く激しいキスが終わり、私の唇から芳也さんの唇が離れた。


離れた刹那、私が瞳を開けると互いの唇には銀色の糸が引き、卑猥な光を見せていた。


その途切れた糸を舌で絡め取る芳也さん。


彼の切れ長瞳には普段見せない獰猛な牡の本能の光が滾っている。






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