HONEYTRAP(番外編)~お見合い結婚のススメ~
「来桃お前・・・」
帰宅した浅見さんは私を顔を見るなり、切れ長の瞳を大きく開く。
「来桃ちゃんとお前は結婚するんだ。他人事じゃないだろ?今後のコト話し合う必要あると思って…部屋に招いた」
「余計な真似をするな!」
浅見さんは気転を利かせた吉良さんを怒鳴り付ける。
「しかし…お前は何一つ…来桃ちゃんに自分の身に起こっているコトを話そうとしない・・・」
「だからって…俺に断りもなく・・・」
「俺は少し外に出るから…二人で話し合うんだ!浅見」
吉良さんは浅見さんの態度に戸惑う私に優しく微笑み掛けた。
「・・・」
浅見さんは険しい顔で吉良さんを見送った。
二人だけになった部屋。
浅見さんと吉良さんは同じ部屋をシェアして住んでいた。
「事実をキチンと説明しましたか?」
「していない。上は訊く耳を持っていない。元々恋愛に関してはオープンな会社じゃないからな」
帰宅した浅見さんは私を顔を見るなり、切れ長の瞳を大きく開く。
「来桃ちゃんとお前は結婚するんだ。他人事じゃないだろ?今後のコト話し合う必要あると思って…部屋に招いた」
「余計な真似をするな!」
浅見さんは気転を利かせた吉良さんを怒鳴り付ける。
「しかし…お前は何一つ…来桃ちゃんに自分の身に起こっているコトを話そうとしない・・・」
「だからって…俺に断りもなく・・・」
「俺は少し外に出るから…二人で話し合うんだ!浅見」
吉良さんは浅見さんの態度に戸惑う私に優しく微笑み掛けた。
「・・・」
浅見さんは険しい顔で吉良さんを見送った。
二人だけになった部屋。
浅見さんと吉良さんは同じ部屋をシェアして住んでいた。
「事実をキチンと説明しましたか?」
「していない。上は訊く耳を持っていない。元々恋愛に関してはオープンな会社じゃないからな」