【短】そんなんじゃ、足りないよ。
えぇい!!




こうなったら言ってしまえ!!




とは言うものの膝が震えて力が入らない。




『大丈夫。ちゃんと聞くから。』




優しい会長さまの声が上から降り注いだ。




膝の震えが止む。




私、今なら言えるよ……!!




会長さまに告白できるよ!!!




「た……拓…っ!!


好きですっ



私と付き合って…んっ……」




[付き合ってください]そう言い終わると思った瞬間に




上からキスが降り注いだ。




会長さまの唇は私のほっぺたよりも熱い気がした。




会長さま、照れてる?ドキドキしてるの?




ねぇ、会長さま。どうしていつも私の言葉、最後まで聞いてくれないの…?




大好き。だからこそ




会長さまへの疑問が溢れて止まらない。






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