【短】そんなんじゃ、足りないよ。
会長さまはまたあの黒い笑いを浮かべて




私の耳元で




『チェックメイト。


俺の完全勝利…な…?』





うわぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!







強すぎるチェックメイトですよ、会長さま!!




私はもう何にも言えなくて、コクンと頷いた。




『俺と、付き合って?




今度こそ、お前に拒否権、絶対ないからな?』





もちろん拒否なんて、しないし、できないよ。会長さま。





「はいっ!!」




私はこれまでの人生の中で一番大きく、しっかり返事をした。




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