【短】そんなんじゃ、足りないよ。
………ヤバイ……!!




私、会長さまのメガネ…壊しちゃった!!




「あの、会長さまっ!!すみませ『責任…とれよ?』」




そういうと会長さまは私の手首をつかんで本棚に押し付けた。




「え…?あ……その………」





これはいわゆる壁ドンならぬ本棚ドンでしょうか?




『逃がさねぇよ?』




会長さまの笑顔が黒い。




「あの、ですが、私……っ」




『え?何?自分から言い出して、もうリタイアな訳?』




会長さまがそう言って私の耳にまた唇を寄せて囁いた。




『俺、こんなんじゃ、足りないんだけど。』




どっきゅーーーーん!!!





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