世界一幸せな国Ⅰ
すると、その男たちは、とても驚くことを言うのだ。
男2「第17世界。西暦2036年の日本に、近藤藍乃、出雲彼方っていう最強の不良がいたらしい」
「こ……近藤……藍乃?出雲……彼方……?」
驚いた。
驚いたなんて言葉ではすませない。
一体どういうことだ。
男2「あ、あなたも聞いたことあります?……あ!!あなたたちが何者か、俺ら聞いてないです!!」
詳しく話を聞きたかったが、うまく言葉が出てこず、話はそれてしまった。
「……あ……そ、それは、もう1人が帰ってきたら……」
そう言いかけた時、女の子を送り届けてきた彼方が帰ってきた。
ユ「桜蝶ー!ただいまー!!」
「桜龍、自己紹介の時間だ」
やろうと思うとやはり恥ずかしくなる。
恥ずかしさからくる笑いを2人で堪えながら言った。
「「我らは双桜。世の荒れを鎮めるために参った」」