世界一幸せな国Ⅰ
真ん中にいた男に聞くと、即答した。
男2「こいつらです。俺は、こいつらと一緒にいて毎日楽しいから……こいつらとは離れたくねぇ」
男1「……お前……!」
男3「……!」
彼の答えを聞いて、他の2人は感動している。
彼「いい仲間持ってんじゃん。そいつら守るために強くなんなよ。お互いがやられないためにさ」
彼方が笑顔で言った。
「とりあえず、二度とあんなことすんなよ?さっきも言ったが次はないからな?自分の家族、仲間を守れる強さを持て。弱いものをいじめる強さはいらない。
さっきは殴って悪かった」
手を出したことを謝ると、男たちは大きく首を振った。
男1「いえっ!!すみませんでした!!こいつらを守れるように強くなります!!」
男2「……俺らを止めてくれてありがとうございました」
男3「次お二人にお会いした時は堂々とお顔見せられるようにしておきます!」
こいつらは、かなり素直だ。
本当になぜこんなことをしてしまったのだろう。
私は、他の世界の人にまで迷惑をかけている。
私はいつまでも、迷惑をかけ続けている存在だ。
彼「あ、サツとかに身バレしないようにしなよー?流石に本名はまずいからさー」
彼方の声で我に返った。
今はこいつらだ。
不審に思われては困る。
男3「わかりました!」
「じゃーね」
彼方に大世界史のことを話さなければならないと思い彼らに別れを告げた。