嘘つき*シュガー
「可愛いよ。千亜樹ちゃんは、可愛い」
「もう、晴真先輩……///」
照れもせずにそんなことを言っちゃうなんて、さすが学園の王子さま。
生まれもった天然なのかも。
「じゃあ、お弁当食べようか」
ベンチに座って、晴真先輩があたしに微笑む。
「あ、うんそうだね」
「千亜樹ちゃんといられて、嬉しいよ」
かぁぁと赤くなった頬をおさえた。
真っ直ぐな言葉をくれる晴真先輩。
あたし、信じてみてもいい?
晴真先輩に大切にされてるって、思っちゃってもいいかな?