嘘つき*シュガー




「晴真お疲れっ。さすがだな」




ゲーム間の休憩になり、ベンチに腰掛ける俺に元輝が話しかけてきた。




「あぁ、でもギリギリだな」




勝ってるっていっても、2点差しかついていないから。




「そりゃあ、むこうは現役だからな」



「次はもっととばすか」



「えー?十分とばしてんだろー」




水を飲みながら、元輝がケラケラと笑う。




まぁ、確かにそれもそうだな。




こんな勝負1つで、なに焦ってるんだか。




< 187 / 403 >

この作品をシェア

pagetop