嘘つき*シュガー




今さら誰にどう言われたって、関係のないことだ。




すべて解決した。



もう誰も傷つくことはないし、絶対にさせない。



千亜樹ちゃんと別れたときに、そう決めたんだ。




「……て」



「え?」



「どうして、大原千亜樹なんですか!?」





そう泣きそうに叫んだ女の子に、俺はどうすればいいかわからなかった。




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