女子高生ひろいました
第2話
-学校にて-

「や──んさすがRyoドSっっで?ピーやピーピーさせられたの!?」

「何もされてないよっっ」

「オモチャの手錠だったから引きちぎって逃げたよ。こうバキッと」

「…なんてワイルド」

「…別にRyoとHくらいいーじゃない」

「みぃのこと好きじゃなきゃ あんな小説かけないと思うけど?」

みぃが顔を赤く染める

「ナイナイ!あの態度は私をからかってるとしか思えないもんっ」

「そんなことないって、大体 諒との契約内容 相当凄いよ?」

「『学費の心配は一切するな』とか、ウチ私立だから高いし『バイトはするな欲しい物があれば買ってやる』とか、小説のモデルに普通ここまでしないよ」

****

(━━…まさか)

(ねぇ)

(本当に私のことスキだったりして)

かぁぁっとみぃは顔を赤くする

(ないないっっ!!!!!(///∇///)ただのエロ大魔神だもんっっ…)

(身近にいいモニターがいただけで/////)

ピンポーン
ドス

「う、う゛…(つд;*)」
↑定期かざすの忘れた人。じみにいたい…(泣)

「…何やってんだバ────カ」

「!!」

「ったく、お前の体は俺のモンなんだぞ。傷1つつけんな」

ひょいっと諒はみぃをお姫様だっこする

「諒っ///////」

「メールしても電話しても出ないし…まぁでもなんともなくてよかったよ」

「もう平気だって/////」

「いーからつかまってろ」

「////////」

(諒のバカ ふいうちに優しくするのズルイよ)

そうして二人は車に乗る

「乗れよ、寄るところはないか?ないならそのまま家帰るが」

そしてみぃは少し淋しくて不安そうな顔をする

「みぃ?」

「なんていうか…諒って女慣れしてるよね」

「は?」

「今まで彼女とかいっぱいいそう」

「歴代の彼女達も小説のモデルやったりしてたの?」

「…何それ 嫉妬?」

カッっとみぃは顔を赤くする

「ちっ、違います!!//////」

(そーだよ私っっ、何変な質問してんのっっっ)

(だってっっ なんかミョーに女慣れしてるから ちょっとムッとして…っ)

(…ってこれを嫉妬と言うんじゃ…)

「元々俺は推理小説家で恋愛小説は今回が初めてなんだ」

「だから今までモデルはいないよ」

「…そ、そうなんだ」

(…って何ホッとしてんのっっ)

「りょ…諒は恋愛小説向いてるよね」

「友達が小説読んで諒の気持ちが本当かもって本気にしてたよ」

「そう思わせるって本当スゴいよ」

「そりゃそう思うだろ。俺は本心しかかいてない」

諒のまっすぐな瞳にみぃは赤くなりながらじっと見つめる

(えっっ!!)
(ちょっと本心って それって…っ!!!)

諒はズルイ

「とりあえずお前は俺にもっと協力しろ、話が全く進まねーんだよ」

「知っ 知らないもんっ///」

いつだって
そうやって
私を振り回して

私だけを
死ぬほど
ドキドキさせる

「ハイハイ お子ちゃまだもんな もう少し待つとするよ」


あ━━━
もう…っ

こんな
ドキドキ
してるのに

仮の恋人役
なんて
できっこないよ
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