女子高生ひろいました
第4話
みぃは大雨の中あの日 初めて諒と出会った公園のブランコに座っていた。

「みぃ!!?」

「お前何やって…っ」

「バカ!風邪ひくぞっ 遅いから探しに来て正解だったぜ」

バサッっと諒は自分の着ていた上着をみぃに着させる。

「ちっ、タオル持ってくればよかった」

「りょ…っ」

みぃは赤くなりながらも諒の名前を呼ぶ。

「━━━どうした なんかあったか?」

ドクンっとみぃの心臓の音が鳴る。諒に聞こえてしまうくらいに。

優しくしないで

「なんでもないっ」

「なんでもなくはないだろ!?」

諒はみぃの腕をガッっと強くつかんだ。

「ちょっ、はなしてっっ」

「いてっ」

そして諒に自分の持っていたカバンの中から筆箱や教科書などを諒に投げつけた。

「放っといてよッ」

「みぃ!」

「きいたの!!どうせ私のことすてるんでしょ!」

「私、カフェで見たんだからっ!すっごいキレイな人でよかったね!作品すらすらかけるんじゃない!!?」

「みぃ!!」

諒がみぃの名前を怒鳴りつけたように呼んだ。
そしてみぃはビクッっとする。
そしてこんな言葉を口にした。


『お願いだから優しくしないでよ』
『変に期待して苦しくなる…っ』

みぃの口からそんな言葉を言われて諒は突然みぃを自宅のマンションのお風呂場に行きシャワーをつけた。

「ちょっ、どこ行くの!?」

キィ
ピッ

シャ━━━━

「わっ」

「優しくするのは当然だろ お前が大事なんだから」

「またそーいう…」

「どーせ盗みぎきするなら最後まできいてけ」

「さっきアップした …見てみろよ」


―――――――――――――――[先生 それじゃあ…]

嬉しそうに言うアリサに俺は首を振った

[モデルはミィだけです。ミィにしか俺の感情が動かない。]

―――――――――――――――「う…そっ」

「俺は本心しかかかないって言ったろ」

「━━ったく こんな冷たくなるほど俺のこと考えてたなんて」

「可愛すぎ」

「もう我慢限界」

諒はみぃの口にキスをする。

「ひゃ」

さっきまでの苦しみが

「はぁっ はっ やっ…ちょっと待っ…」

嘘みたいに溶かされていく━━━


「ハァ もう待たない」

「お前も観念して俺を受け入れろ」


なんて心地いいんだろ

お湯のせい?
それとも


…諒のせい?


****

「あのっ お風呂入りたいから諒 出てって」

みぃがそう言うと突然 諒はニャっと笑った。

「それなら一緒に入ろーぜ」

「ぎゃ━━━━━っっっ」

「何してんのっ//////絶対ダメ ムリっっ!!!」

みぃの顔がめっちゃくちゃ赤くなった。そして諒はみぃの顔を見てクスッっと笑った。

「プ すっげー顔 クククク」

「なんなのよっっ////」

「すっげー顔まっ赤、やっぱ「からかいがい」あるね」

「やっぱモデルはお前じゃなきゃな!」

「いい原稿がかけそうだよ」

(色々いいこと言ってたけど)

(本心はこれなんじゃ…)




日向みい 16歳

このドSの魔王に
私が素直になるには


時間がかかりそうです━━…

★続く☆
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