女子高生ひろいました
第5話
――――――――――――――
[わ──すごーい!]

[俺からのクリスマスプレゼント]

[こんな素敵なクリスマス初めて!]

[あのね、私もリョウにプレゼントがあるんだ]

[私を…全部あげる]

――――――――――――――


「何よ これ━━━━っっ」

「ケータイ小説の続きがあがったと思ったら…」

「諒っっ!!!なんなのよ この話///」

「何って 読者のリクエストに応えただけだ」

「クリスマスHは王道ですよねぇ 続きが楽しみだなぁ」

(…っっ 萩原さんまで…っっ)

私 日向みい ヒムカイ ミイ

白銀 諒 シロガネ リョウ
(P.N Ryo)

超売れっ子
ケータイ小説家

女子高生を主人公にした
小説を書きたいからと

モデル役を頼まれ
ただ今
彼の家に居候中━━…

未だに
ちゃんと
愛されてるのか
からかわれてる
だけなのか
わからなくて

諒に
振り回されっぱなしの
毎日なんです━━━


「みぃ 12/24(イブ)は空けとけよ」

「え…?」

「ホテル予約しておいた。素敵なクリスマスを過ごそう」

「諒っ///////」

「ワーッついに初Hですね」

前回のお風呂Hは
すん止めでしたからねェ

「みぃちゃん、勝負下着持ってる!?」

「僕 おススメの店 知ってるんだよぉ 超イイよ!!」

「あ!コスプレとかもイイよぉ!オススメ」

「って、みぃちゃんきいて――ブッ」

怒ったみぃは萩原さんに枕を投げつけた。諒も一瞬ビクッとする。
そしてみぃはこう言う。

「クリスマスはHのためにあるんじゃない!!!」

そう言ってパタンッと豪快にドアを閉め自分の部屋に行ってしまった。

萩原さんが泣きながら「イタイ〜」っと言った。

そのやり取りを見ていた諒はクククッと笑っていた。

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