信心理論
0.
その日僕は、
大きな衝撃と共に目覚めた。

―5/13 Mon Am4:23―

虚ろな目で見上げた携帯の液晶パネルは、何ともやり切れない時刻を示していた。

「4時……か。」

月曜日の深夜。
この後のスケジュールを頭の中で考えながら、もう一度布団に入り込む。
まだ少し肌寒い季節のせいか、自らの体温ですら暖かく感じて、次第に体は小さく折れ曲がっていた。
しばらくの間、光を放ったままだった液晶パネルは、微かな寝息を聞き分けたかのように静かに消え、また部屋中が暗闇へと戻って行った。
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